No.10
CO2と放射能どちらが怖い?
(京都大学原子炉研究所・小出裕章氏交流会談話より)
原子力というのは安全でいいものだとずっと思わされてきたのです。今では二酸化炭素を出さないから、エコでクリーンだという宣伝が流され、多くの日本人がそれを信じています。
原発は二酸化炭素を出さないのか?
確かに「ウランを燃やす。」「核分裂をさせる。」という時には二酸化炭素は出ません。でも、原子力発電所でウランを燃やすためには、ウラン鉱山でウランを掘り、原子炉で燃えるように加工しなければいけません。また原子炉で燃やすとたくさんの放射能が生まれます。そういうことの始末の仕事とか、いろいろな作業を支えるために、たくさんの化石燃料が使われます。
もともと原子力をやろうとすれば、炭酸ガスがたくさん出るというのは当たり前のことなのです。そのことは何も話されず、二酸化炭素を悪者のように思い、減らすということが一番大切なことだと思わされています。
放射能こそ極悪危険物
しかし二酸化炭素という物質はこの地球上の生命にとって絶対的に必要な、それがなければ植物は生きられないという大切なもの。
光合成の材料ですから、それがなければこの地球は生き物がいなくなる星になるわけです。
それほど大切なものが、今悪玉のように言われています。原子力を使った時に出てくる核分裂生成物『放射能』のほうが、それこそ生命体にとって極悪危険物なのです。

2010年1月20日、「海と空に、これ以上放射能を広げないよう再処理工場の稼働凍結を求める署名」提出集会が開かれました。(全国89取扱団体の合計署名提出数は95,694筆、うち生活クラブ埼玉は4,765筆でした。)
使用済み燃料のせん断作業150日のうち、97日も放射能の雲が降りてきていたこと、また海水中のトリチウム濃度が急速に上がっており、自然海水含有量の35倍になることもあったとの報告がありました。
持続可能な生産と消費委員会 2010年3月
(COMEONかもん2010年9週号掲載)







